2009年6月11日木曜日

6月11日(木)【東京】爆弾低気圧!? ―過激で危険なその本性と生涯―/吉田聡さん

【第17回気象サイエンスカフェ東京】

日時:2009年6月11日(木) 19:00~(18:30開場)
場所:明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン1階
喫茶室「カフェ・パンセ」 (明治大学博物館上)

■主催:   (社)日本気象学会/日本気象予報士会
■テーマ: 「爆弾低気圧!?」―過激で危険なその本性と生涯―
■スピーカー: 吉田聡さん (独)海洋研究開発機構 地球シミュレータセンター
■参加費:   500円(このほかに1ドリンクのご注文をお願いします)
■お問い合わせ/お申し込み: こちら (予約なしでもどなたでもご参加いただけます)

大気の現象には、過激で危険極まりないものがいくつかあります。いわゆる 「爆弾低気圧」 と呼ばれるものはそのひとつ。

天気図でやっと認められるほどの赤ちゃん低気圧が、1日も経ないうちに、猛烈な大低気圧にヘンシン !! その成長ぶりもさることながら、移動速度も高速道路を突っ走る車並みなのです。ゆえに、過去何度も、対応が間に合わず、海難事故が起こり、陸上でも、暴風雨雪害が拡大しました。さらには、竜巻やダウンバーストなどの、より小さなスケールの気象災害を引き起こすこともあります。

なんでそうなるの?

地球シミュレータセンターの若き研究者、吉田聡さんは、この問題に取り組みました。数々の事例を分析し、統計し、数値実験を繰り返して、その本性をつきとめたのです。いろんなことがわかりました。特徴、発生場所、発達・移動の仕組みとルート、そして、その生涯・・・最近では、黒潮・親潮などの海洋の前線との関係も明らかになりつつあります。

今回のカフェは、急激に発達する低気圧、通称 「爆弾低気圧(Bomb Low)」 を中心に、古くて新しい温帯低気圧研究の話が展開します。


吉田 聡(よしだ あきら)

北海道出身
2004年 北海道大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻博士後期課程修了 理学博士
同年-現在 独立行政法人海洋研究開発機構 地球シミュレータセンター 研究員

専門分野:気象学

主催 (社)日本気象学会/日本気象予報士会
運営 気象サイエンスカフェ東京  お問い合わせは運営事務局 まで